ZuccaZucca

独断と偏見で宝塚を愛す

七海ひろきの「逢いたくて」と「行かなくちゃ」〜霧深きエルベのほとり・エストレージャス感想〜

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おはようございます。

む〜です。

 

エストレ見てからずっとflumpoolさんの「星に願いを」を聴いています。

この曲を通勤中に聞くと脳内で七海ひろき様との思い出が蘇るのです。

 

 

私が大好きだった宙組で若手として活躍していたカイちゃん。

星組に行ってからお兄様になったカイちゃん。

 

このブログで七海ひろき様について特に触れてきませんでしたが、私にとってのカイちゃんは愛月ひかる様と同じように「宝塚男役の象徴的存在」だったのです。

 

カイちゃんの大ファンです!と言えるほどではないけど、いつもどこかでカイちゃんを応援していた隅っこファンの戯言をお聞きください。

 

 

ウエクミが描く”七海ひろきの現在”

 

今回カイちゃんが演じてくてたのは水夫たちのお兄様的存在でもある「トビアス」。

 

この役は初演にはなかったお役だそうで、ウエクミ先生が新たに加えたキャラクターなのだとか。ウエクミ先生の生徒愛を感じるエピソードですね。

 

新キャラクターにセリフを加えたり場面を与えたにも関わらず、物語の真髄を見失うことなく、菊田先生のメッセージをトビアスの存在によりさらに深めて観客に伝えるように演出したウエクミはやっぱり凄い。

 

さて、このトビアスですが新キャラということもあり物語の核心に迫るような場面ではあまり関わってきません。物語から「一歩引いた存在」という表現が一番しっくりくるかもしれない。

 

でもこれがウエクミから見た七海ひろきの現在の姿であり、これからの星組の姿なんだと胸が苦しくなりました。

 

トビアスは正直そこまで目立つような役ではありません。上級生であり、退団を控えているカイちゃんなので、もっと他にいい役(目立つような役)をつけてもよかったように最初は思いました。

 

でもいつも仲間の水夫たちがバカやっているのを見守っていたり、不器用ながらも女性に対して誰よりも優しい態度で接するトビアスを見ていて気づいてしまったんですよね。

 

ウエクミ先生はあえて退団者を目立たせるようなことはしない。

退団者の”今”を切り取って、この物語に加えようとしたんだってことに。

 

トビアスの仲間を見守る優しい眼差しも。

仲間の輪に加わらず静かに客観的に事の成り行きを見守る姿も。

 

全て今の七海ひろきにリンクしてしまって・・。

 

途中からトビアスには見えなくて「星組生を見守る七海ひろき」見えてきてじわじわと退団を実感しました。。

 

ベティと結婚して酒場を飛び出していく彼女の背中には不安は何もない。幸福に満ち溢れた未来しか見えなかったのも憎い演出でした。

 

「逢いたくて」と「行かなくちゃ」

 

話は変わってエストレでのカイちゃんについて。

エストレ2章ではカイちゃんのさよならショーといっても過言ではないほど至れり尽くせりの場面。

 

3番手として去っていくカイちゃんにこれだけの場面を与えてくれた中村先生に感謝の思いでいっぱいです。

 

「POP STAR」のキラキラ場面から爽快感あふれる「星に願いを」へシフトチェンジするあの流れが私は好きでして。

 

「POP STAR」の場面は星組のカイちゃん。(この時のカイちゃんのお衣装が『NICE GUY』で祐飛さんが来てた衣装なんです・・涙)

「星に願いを」の場面は宙組時代のカイちゃん。

 

そんな風に感じました。

 

一昨日の全体感想でも書かせていただきましたが、カイちゃんって良くも悪くも星組に染まりきってない。星組男役さんでよく見られる「元気いっぱい!」って感じはあんまりしなくて。どちらかというと宙組男役さんらしい「クールでしっとり」を感じます(誰か分かる方いないかな〜・・・)

 

それが曲にも現れていてなんだか感慨深かったです。。。

 

そして「星に願いを」の歌詞がまた泣ける。

 

*以下耳コピ歌詞ですので間違えがあるかも・・。

 

行かなくちゃ この目に見えない感情が 

こんなにこの胸を 熱くする 満たしてゆく 壊れるくらいに

雨の日も風の日も忘れなかった

涙で濡れた笑顔 失くせない何よりも大事なモノ

〜中略〜

逢いたくて 逢いたくて いま 逢いたくて

今もしもひとりなら

なにひとつキミを照らすモノも無いとしたら

逢いにゆこう 流れ星にかけた願い 叶うのが今なら

この先に新しいふたりがいる …行かなくちゃ

 

この歌詞の何に泣けるかというと、「行かなくちゃ」の歌詞の部分はカイちゃんご自身の今の気持ちに通ずるものがあるんじゃないかなと。

 

そして同時に「逢いたくて」以降の歌詞はカイちゃんからファンへの気持ちなんじゃないかなと考えてしまいました。特に「この先に新しいふたりがいる 行かなくちゃ」の部分はファンの方々とカイちゃんの未来を感じさせてくれて大好きな部分です。

 

こちらも憎い演出すぎて涙腺爆発しかけましたチクショーー笑

 

最後まで”七海ひろき”らしくあってほしい。

 

今回の公演で宝塚を退団してしまうカイちゃん。

 

寂しくないといったら嘘になる。

でも、ここらが潮時だよね、お疲れ様!って気持ちの方が今は大きい。

 

ここまで本当に・・・本当によく頑張ったよね。

 

ラブドリで「誰がために鐘は鳴る」を歌ってくれた時はカイちゃんの成長をグッと感じた瞬間であり、もうあの頃の「下級生カイちゃん」じゃないんだと実感した瞬間でした。

 

それまでは「星組に行っても元気でやれるかしら」なんて心配していたんですけど、あの曲を歌うカイちゃんを見たときに「もう何も心配はいらない。時間はちゃんと流れてる」と感じてすっと身を引きました。

 

沢山のトキメキをありがとう!!

退団後の生活も陰ながら応援しています^^

 

でわ〜。