月組

愛希れいかは神話になる(月組トップ娘役 愛希れいか様に最後に贈る言葉)



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おはようございます。

む〜です。

 

今回の月組エリザベートは恐らく観に行かないだろう・・というか行けない><

ということで!

 

今日は11月にご卒業される愛希れいか様に私から最後の言葉を贈りたいと思います。

 

 

「異例を前例に帰す」それが愛希れいか

 

”愛希れいかは何故特別なのか?”

これについては以前からよく考えていました。

今も考え続けている部分があります。

 

でも彼女の今までの功績を考えると納得せざるおえません。

 

彼女はこの6年間、宝塚娘役として「異例」だと言われることを全て輝かしい「前例」に帰してきました。

 

・男役から娘役に転向してトップ娘役になったこと

・トップ娘役として男役を演じたことがあること(AFO)

・プレさよなら公演としてバウ主演を務めたこと

・バウホール公演、初ライブビューイング実施を果たしたこと

・トップ娘役の集大成として舞台写真集を発売できること(バウ主演と写真集発売ができたのは月影ひとみさん以来だそうです)

 

 

全部チャピだから成し遂げられたことです。

 

勿論、トップ娘役に就任したその時から劇団からの寵愛を受けていたとは思います

 

就任から数年は「何故チャピだけあんなに待遇がいいのかしら?」と思ったこともありました。でも何年も彼女を観てきて、彼女が劇団からの寵愛を受けるにふさわしい理由が少しづつ分かってきました。

 

 

舞台人・愛希れいかの魅力

 

5つの項目でチャピの魅力について書きます。

今まで何度もチャピについて書いてきましたが、これが最終回になると思います。

(エリザベートを観劇できたらまたレポはしますけどね)

 

この何年かで彼女に対する私の印象もだいぶ変わりました。

ぜひご覧ください。

 

容姿(スタイル)

 

容姿に関しては私好みではないものの、可憐で清楚なお顔立ちでした。

上品さや気品は感じないものの、「誰からでも好かれる」愛され顔の娘役さんでした。

お花でいうとヒメジョオンみたいな感じ!

 

舞台化粧によって大人から子供まで幅広く演じることのできるチャピちゃんのお顔は外部の舞台でもきっと活かされるでしょう。

 

そしてスタイル!!!

チャピちゃんはスタイル抜群です( ´∀`)見てるだけでうっとりしてしまうスタイルの持ち主です。

 

チャピちゃんがドレスを着るとどんな型のドレスでも必ず素敵に見えるのがいつも不思議でした。

 

小さなお顔に長い手足、フラミンゴのようにスラッと長くて優雅な首。

 

こんなにスタイルの良い娘役さんは今までいなかったと思います。

これだけでも十分トップ娘役にふさわしい娘役ですね。

 

歌唱力

 

これに関しては賛否両論ありますが、私は上手いほうではないと思います。

以前も書きましたがどうしても彼女の高音が苦手でして。

 

でも各方面からは「3拍子揃った娘役」と称されているので一般的には「歌えるトップ娘役」と認識されているのかもしれませんね。

 

退団後は宝塚の外でお仕事をされていくことになります。

その時初めて真価が問われてくるはずのでここで言及しないでおきます。

 

演技力

 

彼女のお芝居大好きです!

今まで一番好きだった役はやっぱり「グランドホテル」のグルーシンスカヤ。

こんな役まで出来てしまうのか!と圧倒されてしまいました。

 

お芝居に関しては彼女のファンだと公言できてしまうほど、毎回彼女の演技力に魅了されてしまいました。

 

彼女の演技力は宝塚の外の舞台でも遺憾無く発揮されるでしょう。

これからは宝塚ファン以外にも彼女の素晴らしい演技力を見ていただけるんだ!と思うとちょっぴり嬉しいです。

 

しかし、そんな私でも今回のチャピエリザにはどうしても魅力を感じることはできず、チケットへ触手が伸びませんでした。

 

それは決してチャピが嫌いというわけではなく、彼女の持ち味とエリザベートの世界観がマッチしていない、マッチして欲しくないというのがあったからだと思います。

 

私は最後まで「明るくて元気。太陽のような可愛いチャピちゃん」を見届けたかったんですよね・・

 

ダンス力

 

もうこれは周知のことだと思いますが、彼女のダンスを観に行くだけでも劇場に赴く価値があります。

 

彼女のダンス力について書きまくると3000文字余裕で超えそうなので辞めときます笑

 

”演技力”の項目でも書かせていただきましたが、エリザベートという作品が彼女にはあまりマッチしていない。こう思っています。

 

エリザベートはチャピの力強いダンスを全て生殺しにしてしまう作品です。

劇場の舞台が小さく見えてしまうほど、伸び伸びと楽しそうに踊る彼女の姿を最後に見れないのはが非常に残念です。

 

ヒロイン力

 

娘役に大切な”ヒロイン力”

マリオのピーチ姫のように「守ってあげたくなる」感じ。これがヒロイン力に繋がると私は考えています。

 

色んなところでチャピちゃんとよく比較されるのが女帝・花總まりさんですが

私が思うに、ヒロイン力だけは花總まりさんに負けると思うんですよね〜チャピちゃん。

 

ここで書きたいのは勝ち負けの話ではありません。

チャピちゃんは花總さんとは異なるヒロイン像を新たに打ち立てたということです。

 

花總さんが白雪姫だとしたら、チャピちゃんはアナ雪のエルサって感じ。

 

昔ながらのか弱くて可愛い、助けずにはいられないようなヒロイン像(白雪姫)は花總さんが全娘役のお手本となるでしょう。

 

チャピはこの逆で現代的ヒロイン像です。

力強く、女一人でも何でもできる!自分の道は自分で切り開く!そんなヒロイン像(アナ雪エルサ)。

 

このジャンルを開拓し確立させたのはチャピだと私は思っています。

 

これからチャピのような娘役を目指して宝塚に入団してくる子も沢山いるのだろうなと思うと今後が楽しみです。

 

私がエリザベートを観に行かない理由

 

理由は一つです。

 

「私が好きな”愛希れいか”のままで終わらせたい」

 

これだけです。

歪んではいますが、これも一つの愛の形だと思います。

 

 

愛希れいかは神話になる

 

 

ということで最後に愛希れいかさんに届くことのないメッセージを送りたいと思います。

 

 

愛希れいか様へ

 

愛希れいか様。

貴女はただのトップ娘役ではなく”開拓者”でした。

貴女の汗と涙の結晶とも言える伝説の数々は何十年も経てば神話になるでしょう。

 

貴方にとって、この6年間は楽しいことよりも辛いことの方が多かったかもしれませんね。トップ男役の相手役を続投することは心身ともに楽ではなかったと思います。

でもそんな貴女だからこそ表現できたこと、お客様に伝えられたこともあったのだと信じています。

宝塚歌劇団のシンボルのような存在だった”愛希れいか”様が居なくなると思うと少し寂しい気もしますが、またどこかでお会いできることを楽しみにしています。

 

最後までエリザベートの孤独に挑戦し続ける貴女の舞台魂を遠くから見守っています。

 

さようなら、愛希れいか様。

どうぞお元気で。

 

ZuccaZucca む〜 より

 

 

 

 

 

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