宝塚の観劇感想 月組

愛希れいか が創った”スーパー”エリザベート



 

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おはようございます。

む〜です。

 

今週は仕事が立て込んでおり、みなさんから頂いたコメントに全然お返事できず、申し訳ありません。

今週末には頂いたコメントにお返事できるかと思います。今しばらくお待ちくださいませ。

 

さて、先日レポを始めた月組「エリザベート」レポ。

 

第一弾は一番懸念していたお歌の総評について書きました。

 

www.zuccazuccamu.com

 

 

いろんな意見があると思いますが、お歌で響くものがあまりなかったのでこのような感想を書きました。

 

本日は、タイトルロールでもあるエリザベートを演じた愛希れいかさんに関する感想を書きます。

 

以前、エリザベート観劇は叶わないと思い、愛希れいか様に贈る言葉を書きました。

 

www.zuccazuccamu.com

 

今でもここに書いた想いは変わりません。

 

それでは、ちゃぴに対する最後の感想をお読みください。

 

 

”スーパー”エリザベート

 

ちゃぴ演じるシシィが扉から飛び出してきたとき、何故かPUCKのハーミアを思い出してしまった。

 

彼女の少女らしさが私は好きだと改めて実感できたその瞬間。

 

そして、キラキラと星のように輝く瞳。

その瞳の中には”鳥のように自由に空を飛ぶ”という少女らしい夢がぎっしり詰まっていて・・あまりにも美しかった。

 

幼少時代から晩年に至るまで、ちゃぴシシィは「生命力」漲るシシィだったと私は感じました。

 

従来のエリザベート像と異なると感じたのは、この点が大きかったと思う。

どんなに絶望しても、どんなに傷つこうともちゃぴシシィは決して諦めない。

 

見ため的には絶望しているように見える、ルドルフの葬式のシーンでも絶望しつつもまだしっかり生きようとしている。

 

簡単に「死」へ逃げない強さ。を全身全霊で表現してくれていた。

 

それは彼女の歌い方にも強く表れていた。

 

だからかな?

強すぎるシシィ故に歌の持つ雰囲気、歌詞を活かしきれず、アンマッチに見えた。

 

 

ある意味、歴代シシィの中で最も強いエリザベートだったかもしれない。

 

この役作りは好き嫌い別れると思う。

 

決して花總さんのような可憐さがあるわけでもないし、孤独感があるわけでもない(どちらかといえば、みんなに愛されるような素質を持っているように見えた)

 

新しいエリザベートだったし、私からするとまだ納得できない部分もある。

ただ、彼女の渾身の役作りにちょっぴり、感動してしまった。

 

卒業を控えているとはいえ、ここまで進化し続けられる娘役を見たのは初めてだったから。

 

彼女のエリザベートは、スーパーマンのような強さを持っていた。

”スーパー”エリザベートなんて呼べるかもしれない。

 

現代を生きる女性として共感する何か

 

みりおんエリザもそうだけど、10回ともほぼ同じ脚本なのに

 

ちゃぴエリザとみりおんエリザはとっても現代的だと感じる。

 

面白いですよね。

 

台詞だって初演から殆ど(というか全く?)変っていないのに、お二人の役作りのせいか現代を生きる女性として共感する何かが各所に散らばっているのです。

 

それはお二人の目の使い方だったり、手の動かし方だったりから感じるのかもしれません。

 

”何か”をうまく言葉にできないのがもどかしいのですが何故かとっても共感できるのです。ちゃぴとみりおんが演じると全く古臭くない。

 

でも逆に新しすぎるとも言える。

 

退廃的な雰囲気がないからこそ、親しみやすさ・現代的な部分を感じられたのかもしれない。

 

 

自由を追い求めた結果が「死」

 

たまちゃぴのトート&シシィを見ていて、初めてこんな解釈ができました。

 

チャピシシィは昔から全くぶれずに自由を追い求めていた。

 

人生いろいろあって辛いこともあったけれど、彼女の人生の目標である「自由」は一度も捨てられることなく、常に存在し続けた。

 

彼女は死を逃げ場なんて考えなかった。

 

彼女は自由を追い求めた結果、最終的に「死」に行き着いた。

 

エリザベートという物語は結局のところ「何故エリザベートは死を選んだのか」という問いに答えるための物語にすぎない。

 

しかし、多くの人がこの問いをラストシーン(レマン湖)にぶつけて考えても答えを出しれてこなかったのだと思う。

 

今回、チャピ演じるエリザベートを見て初めてこの答えにたどり着いた気がする。

 

彼女は昔から何も変っていない。

彼女の目指す"自由"の先にたまたま死という選択があり、彼女はそれを自由だと思い選び取った。

 

私はこんな解釈をしました。

 

 

何故エリザベートは死を選んだのか」という単純な問いに対して、本人であるエリザベート(ちゃぴ)が身をもって答えた。

 

これが愛希れいかのエリザベートの素晴らしいところだと私は思う。

 

これが最後だなんて惜しい

 

観劇し終わった後、私はちゃぴに負けた。

 

チャピの実力を認めつつも、劇団やメディアの持ち上げ具合が気に食わなくてなんとなくちゃぴのことが嫌いだった。

 

 

今回のエリザベートを見て、私はそんな自分の気持ちが愛希れいかという素晴らしい演者に出会えた喜びに負けていくのを劇中感じていた。

 

負けた。という言葉はおかしいかもしれない。

でも私は負けたと言いたい。

 

しかも嫌な負け方じゃない。

 

清々しい負け方。

 

あんな演技を見せられて「負けた」と言えなかったら、それは自分が捻くれている証拠な気がする。

 

勿論、チャピエリザには足りない部分もあった。

それは孤高の気品だったり、上品さだったり。持って生まれたとしか言えない部分。

あとは歌唱力(本人比でとってもうまくなったとは思いますが、一度舞台に出たら本人比なんて関係ないです)。

 

でも、他の部分は全て努力でしっかり補ってきていた。

 

 退団公演でこんなに急成長するなんて驚きだし、やめてしまうのが惜しい気もしてきた。

 

愛希れいか。

やっぱり貴女はスーパー娘役だ。

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