おはようございます。
む〜です。
ちょっと前に雪組公演「ファントム」を観てきました〜。
まさかこんなに早く見れると思っていなかったので心の準備ができないままに観てしまいました笑
全体感想は2回目の観劇を終えてから書きますので、今日は主演でありファントムを演じてくれた望海風斗さんについて書いてみようと思います。
誰もが、そして望海風斗さん自身も演じたいと思っていたファントム。
ご本人の思い入れもあってそれはそれは素晴らしい作品に仕上がっていました。
心なしか大劇場の様子をスカステニュースで観たときよりも、不自然な力強さが取れていたように感じましたよ!
それでは早速レポしてみたいと思います〜^^
相変わらず圧倒的な歌唱力
トップが歌えるって素晴らしい!と改めて実感させられた公演でした。
中心人物が歌える時の安心感といったら・・計り知れません。
今回は「エリックの心情に同情して涙した」というよりも「だいもんの圧倒的な歌唱力に涙した」という方が正しいかもしれない。
だいもんエリックの心情に寄り添えなかったわけではなくて、単純に物語よりもこの素晴らしい歌声に出会ってしまった奇跡に涙せずにはいられなかったのです。
前も別の記事で書いたけど、だいもんの声は無条件で聴くものの心を震わせる力があると思うんですよね〜。鼓膜を通過せずに心に直接響いてくるというか。
だいもんの声によって感動の波が発生して観客の心に届いていくイメージです。(伝われ〜)
”ファントムはクリスティーヌの歌の先生(歌の天使)”という設定にも満場一致で納得できる、素晴らしい歌声でした。
屈折しまくって”育ちきれなかったファントム”
たかこさんのファントムは拝見したことがないので分からないのですが、
オサさんのファントムは”THE・怪人”
蘭寿さんのファントムは”世間知らずのおぼっちゃま”
だとすると、だいもんのファントムは”育ちきれなかった植物”←
こんな例えをするとだいもんファンに怒られちゃうかもしれませんね。
でもだいもん演じるファントムを観た時に「曲がりくねった細い木」を連想したのです。澄んだ歌声に反したじっとりとした目と皮肉を詰め込んだよう薄い唇が脳裏に焼き付いています。
光を十分に受けられず暗所で育った植物って僅かな光を求めてくねくねと曲がりくねりながら成長するのですが、だいもんエリックにもそんな印象を受けました。
すっごく屈折した青年というか。
真正面からの愛を一度も受けたことのない青年なんでしょう。
どこか捻くれていて、「そうであって欲しい」とエリック自身が望んでいた事象が起きてもそれを素直に喜べないような弱さを感じました。
クリスティーヌに心を開こうとしたのに一方的に閉じられた時のエリックの諦めに似た表情が全てを物語っているような気がします。
健常者への嫉妬
嫉妬している自分に対する嫌悪
この世の中に対する嫌悪
自分の生い立ちに対する嫌悪と後悔。。
彼は長い間こういった暗い感情と共に闘いながら生きてきたのだと思うと、なんだかクリスティーヌが憎くて仕方ありませんでした笑
最後なんて「僕が悪いんだ、、彼女を怖がらせてしまった」とか言いだすんですけど、私がエリックの代わりにクリスティーヌを一発殴りに行きたくなります笑
蘭寿さんのエリックとはまた違った意味で母性をくすぐられただいもんエリックでした。
想像以上によかっただいもんエリック
まだ一回しか見ていませんがだいもんのエリックは想像以上に良かったです!
スカステで大劇場の様子を見たときは、「ロベスピエールの再来!?」と嫌な予感がしていたのですが、今回は狂気じみた演技に走りすぎることなく、五月蝿過ぎず、とても見やすかったです。(個人的にはだいもんの演技が五月蝿いと感じる時があるので・・)
あと3回観劇するチャンスがあるので千秋楽に向けてどのように変化していくのか、楽しみにしています。
でわ!
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