日々の戯言

宝塚の「生え抜き」と「組替え」の良いところ・悪いところ



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おはようございます。

む~です。

 

突然ですが皆さんは宝塚の男役トップスターの「生え抜き」「組替え」のメリットはなんだと思いますか?

 

以前、友人とラインで話し合ったお題なのですが、組の顔でもある男役トップスターが「生え抜き」か「組替えで来た」かによって今後の組方針に大きく影響するという話でした。

 

みなさんはどう思われますか?

 

 

組の魅力を知り尽くした「生え抜き」

 

 

生え抜きトップ最大の魅力は組を知り尽くしていることだと思っています。

私が宝塚を好きなってから、生え抜きでトップになられた方は4名です。

 

星組の柚希礼音さんと紅ゆずるさん。

月組の龍真咲さんと珠城りょうさん。

 

この4名のトップさんを見て感じたことを今回は書いてみます。

 

組事情をよく知っている

 

生え抜きトップさんの強みと思えるのは「組事情をよく知っている」ということ。

故に就任当初から少し心にも余裕があるように感じます。

 

ずっと育ってきた組でトップになるということは それだけ組の魅力をよく知っているということでもありますし、就任直後から しっかり下級生まで目が届いている場合が多いと思います。

 

なのでトップ就任直後の舞台もいろんな意味で安心してみられます。

 

 

組への愛が強い

 

 

これは特に星組さんに思うのですが、組への愛が強い ですよね。物凄く!

 

組替えしてきたトップさんの組への愛が薄いと言いたいわけではありません。

私たちが今まで育ってきた環境を愛しているように、生え抜きトップさんも育ってきた年数だけ組への思い入れもあるし愛情もあるんだと思います。

 

紅さんが千秋楽で退団者を見送る時に涙されているお姿を見るたびに、「この方は組子一人一人に強い思い入れがあるんだな涙」と毎回感動してしまいます。

 

盤石なピラミッドを築きやすい

 

 

就任した直後からトップを中心としたピラミッドが確立しているのは生え抜きの場合が多いように感じます。

 

今までずっと同じ組で喜怒哀楽を共にしてきた仲間だからこそ、生え抜きでトップが一人選出されたとき、組子一人ひとりが「支えたい!」と思えるのかもしれません。

 

とにかく組が一つにまとまるのが早い!

これも魅力の一つだと思います。

 

魅力が統一されやすい

 

組の顔であるトップさんが生え抜きということは、いままでメリットとしてあげてきたものが裏目に出ることもあります。

 

その一つが魅力が統一されやすいということなんじゃないかなと思います。

 

その人自身の魅力も勿論公演やショーで活かされるけど、育ってきた組の魅力しか知らないという一面もあるので、なかなか新たな魅力は生まれにくいのかなと。

 

 

好みが分かれやすい

  

魅力が統一されやすい多彩な魅力を持てない

ということにもつながります。

 

魅力が統一されるということは「その魅力がどんどん濃くなる」という捉え方もできますが、濃くなった分だけ好みが分かれやすくなるような気もします。

 

起用される生徒が固まりやすい

  

これは超個人的な考えで申し訳ないのですが、生え抜きトップさんになると大体出てくる生徒が決まってしまう という私の偏見があります笑

 

  あんまり若手(というか今まで出してこなかった新たな生徒)が出てくる機会がないと言った方が正しいのでしょうか?

若手の見せ場でもある、ショーでも毎回同じ人が出ているなぁと感じることがあります。

 

多彩な魅力を生み出せる「組替え」

 

 

多くのトップさんは組替えで就任されることが多いのではないかと思います。

私は、就任と同時に組替えするタイプではなく、就任を控えた1~2年前くらいから組替えされるタイプをよく見てきました。 

 

組替えトップさんの魅力は何と言っても「多彩な魅力を生み出せる」これに尽きます。

 

 

新たな魅力を持ち込める

 

中学生の頃、日本史の授業で「渡来人」という言葉を習いました。

私の組替えのイメージはまさにそれです笑

 

新しい文化や考え方、自国の魅力を持ち込んでくれる渡来人。

トップ候補の組替えも同じで、他組に新しい魅力を持ち込んでくれます。

いわゆるマンネリ化の離脱です。

 

下級生が組替えしてもさほど組の雰囲気は変わりませんけど、トップ候補に近いスターさんの組替えが影響力が大きいと思います。

 

 

化学反応がうまれやすい(多彩な魅力を創れる)

 

新たな魅力を持ち込んで生まれるのが新と旧の化学反応です。

実は私、みりおくんが花組に来た当初はあんまり好きじゃなかったんです笑

 

蘭寿さんの花組が好きだったし、みりおくんの持ち味と今の花組の魅力がどう邂逅するのか、想像できなかったのです。

 

いざ、見届けてやろうと思い見始めたらだんだん面白くなってしまって笑

 

赤しかなかったパレット月組育ちのみりお君の色が新たに加わって今までにはない新しい花組を見ることができました(੭ुᐛ)੭ु⁾⁾

 

花組らしい熱さはそのままに、スマートな色気が追加された感じ!

 

これが組替えの面白いところだと最近思いました。

 

トップ就任直後は体制が安定しない

「生え抜き」トップさんに比べるとしばらくは体制が安定しないイメージがあります。

これは組み替え〜トップ就任まで何年かかったかによっても異なりますが、就任して何作品かは「組の様子見」をしているのかな?と感じることがあります。

 

今まで起用されてこなかった子が起用されたりして、新たな体制づくりが就任と同時に始まります。

 

以前の組ファンが離れる

 

私も離れそうになった1人ですが笑

当たり前ですけどトップが変われば組の雰囲気もガラッと変わります。 

 

合わないな〜」と思って離れて行く人も勿論居ると思います。

その代わり新規ファンの獲得にもつながりますけど、やっぱりこのリスクは回避できないのかなと。

 

 

勝手にずらずら書いてみた

 

勝手にずらずら書いてみましたけど、いかがでしたでしょうか?

皆さんのご意見も是非お聞かせください^^でわ〜!

 

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