日々の戯言

宝塚歌劇団 上田久美子先生の配役は現実的で怖い

 

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おはようございます。

む〜です。

 

「寒い」といえば「冬」

「冬」といえば「雪」

「雪」といえば「ロシア」

 

「ロシア」とえば、、「神々の土地」

 

ということで。

昨日、夕飯を作りながら「神々の土地」を観ました。

何回見ても面白いし、何回見ても美しき人々の心の葛藤に私まで巻き込まれていく。

 

飽きることのない「名作」です。

 

この作品の脚本・演出を担当したのが、宝塚の異端児・上田久美子先生です。

 

上田久美子先生の作品を見るたびに、彼女の配役の仕方、演出の仕方の面白さ・恐ろしさを感じます。

 

 

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これまでのウエクミ作品 

 

今までのウエクミ作品をまとめるとこんな感じ。

 

脚本・演出[編集]

  • バウ・ロマン『月雲の皇子 –衣通姫伝説より-』(2013年、月組 宝塚バウホール・天王洲銀河劇場)(主演:珠城りょう) *演出家デビュー作品
  • 『翼ある人びと –ブラームスクララ・シューマン-』(2014年、宙組 シアタードラマシティ・日本青年館)(主演:朝夏まなと
  • 『星逢一夜(ほしあいひとよ)』(2015年、雪組)(主演:早霧せいな) *大劇場デビュー作品、2017年に中日劇場で再演
  • 『金色の砂漠』(2016年、花組)(主演:明日海りお
  • 『神々の土地〜ロマノフたちの黄昏〜』(2017年、宙組) (主演:朝夏まなと)[6]

 

宝塚らしい華やかさもしっかり残しつつ、他の宝塚脚本家とは異なる独自の世界観がウエクミ作品の魅力でしょう。

 

どの作品でも共通して「触れれば壊れる美しい世界」を広い舞台で堂々と展開しています。

 

 

ショー・レビュー作品[編集]

  • ショー・テント・タカラヅカ

『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 (2018年、月組)(主演珠城りょう)* ←NEW

 

 

ショー担当として初めて手掛けた作品が今年上演されたBADDYだったのですが、全く「ショー初めて🔰」感を感じさせない。

 

寧ろ、出てきて早々従来のショー概念を覆したのがウエクミ先生でした。

 

番手に囚われすぎない脚本

 

宝塚の作品を「宝塚」たらしめているのは、 宝塚の番手制度だと思う。

 

ここで言う、「宝塚の番手制度」とは、

 

”トップスター、トップコンビは勿論、2番手、3番手は必ず作品上の重要人物を演じる”

 

ということ。

 

役替わりなどがあっても、基本的にはこの番手制度の上で作品を作ることが宝塚の脚本家には求められています。

 

作りたい作品、番手制度、ピックアップしないといけない下級生

 

この3つを上手くパズルのように( by小池修一郎)組み合わせて一つの作品を作るのが宝塚歌劇団。

 

役者ごとに、適材適所を行うことができないのが宝塚の難しいところです。

 

で、ウエクミ先生の凄い、、というか怖いところは、

番手に拘っているように見えて番手に拘っていないところです。

 

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役者の良さ・悪さを見極めている怖さ

 

ウエクミ先生の配役の何が現実的で怖いのかと言いますと。

 

タカラジェンヌ一人一人の持ち味をよく理解していること。

 

内部の人間とは思えないほど、客観的に、そして冷静に舞台人としての彼女たちを見ていると思うのです。

 

例えばですけど、

 

・歌を歌える生徒には歌を歌わせる

・芝居が上手い生徒には難しい役を敢えて与える

・歌が下手な生徒は基本的に歌わせない。

・芝居が下手な生徒には目立った出番がない。喋らせない。

 

これを番手を問わず行うのです。彼女は。笑

至極当たり前の演出・配役のような気もしますが、宝塚ではなかなかこういう人はいません。

 

「誰が」とか、「どの作品の時は」とかまで、ここでは明言しませんけど、

できる人には出番が多い、それ相応の役を与えるのがウエクミ先生です。

 

逆に、番手が上でもお歌が微妙だったり、お芝居が微妙な人に対してはその欠点が隠されるような役を与えます。

 

生徒の良さを引き出して、悪い(足りない)部分を敢えて引き出すようなことをしないとも言えます。

 

ウエクミ先生の役のつけ方を見ていると、各タカラジェンヌが舞台人として先生にどう見られているかが良く良くわかります。

 

  

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見応えある舞台

 

ウエクミ先生の舞台。

私は毎回感動しますし、何度も見たくなる中毒性があります。

それは何故か。

 

彼女ならではの独特の世界観も好きですけれど、ウエクミ先生の配役の仕方が好きなんだと思います。

 

 

同時に、その配役が少し怖くもあるのですが笑

嘘のない、無理をさせない、美しい舞台。

時には残酷にさえ見えますが、これも見応えに繋がっているのかもしれません。

 

 

ということで、ウエクミ先生の新作をそろそろ見たいで〜す!

でわ。

 

 

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