日々の戯言

誰がための非公式ファンクラブ?



おはようございます。

む〜です。

先日、とあるOGさんが自らの宝塚退団理由についてSNSで告白していらっしゃいました。

私は退団してからの彼女の前向きな投稿が好きでいつもInstagramを拝見させて頂いていたのですが、先日の投稿を見て在団中、さまざまな葛藤があったことに初めて気が付きました。

 

今日は彼女の投稿を見て感じたこと、考えさせられたことをブログにまとめておこうと思います。

*「とあるOG」さんのお名前はあえて伏せさせて頂きます。

投稿内容が気になる方はOGさんのInstagram直接ご確認ください。

退団理由を公表するのはアリ?ナシ?

退団理由をSNSで発信する。

これってすごく勇気がいることだとだったと思います。

退団理由を明確に伝えるジェンヌさんってまずいないですし、なんならタブーとは言われてないけど「言ってはいけない」雰囲気(暗黙の了解)さえありますからね。

彼女が退団理由を文章で発表したのは「退団理由に関する質問を避けて、このままズルズル行きたくない。ちゃんと話したい」というお気持ちからということ。

ファンとして一番気になる部分をご本人から聞けるのはありがたいですよね。

わけのわからない噂や妄想に振り回されてしまうよりも、ご本人から直接(?)聞けた方が気持ちも穏やかです。

退団理由をSNSで公表するのはアリナシか。

賛否両論ではありますが私は「あり」だと思います。

劇団への悪口を書き連ねるとか、他生徒さんの悪口を言いまくる。というのは社会人としてどうかと思いますけど、常識の範囲でファンに直接退団理由を伝えたいというジェンヌさんのお気持ちはとってもよくわかりますし、彼女たちが第二の人生を気持ちよく歩み始めるためにも必要なプロセスなのではないでしょうか?

非公式FC=ジェンヌのためのファンクラブ?

私は今回の彼女の投稿を見て、初めて彼女の退団理由を知りました。

SNSを見てみると「やっぱりそうだったんだ・・」とか「なんとなく噂には聞いていたけど><」って反応がいくつかあったので、もしかしたらファンの間ではなんとなく察していた事実なのかもしれません。

私は投稿以前の噂など何も知らない人間なので、彼女の投稿を素直に受け止めて考えてみますね。

 

今回、彼女が退団理由としてあげたのは2つ。

  1. 芸事以外のやり方、ファンクラブという制度が自分に合わなかった
  2. 宝塚の舞台で大きな達成感を得られた瞬間があり、もっと自由に人生を謳歌したい!

この2つでした。

②は特に下級生さんあるあるな気がします。

一番いい時期を宝塚歌劇団だけに捧げてしまっていいのか?って思われる日が必ずありそう。タカラジェンヌって早い人だと中学生から宝塚独特の芸の道に自分を捧げ続けないといけないから、ある程度の達成感を得られたら「もっと自分の人生を謳歌したい!」と思うのは当然のような気もします。

そして①。

これは彼女だけでなく、他のジェンヌさんも抱えている悩みなのではないでしょうか?

「芸事以外のやり方」はなんとなく察している方もいるかもしれませんが、ここではあえて言及しないでおきますね。ただ、タカラジェンヌが芸の道だけに邁進するのは非常に難しいということだけ書き添えさせてください。

そういう意味では宝塚におけるファンクラブの立ち位置も微妙ですよね・・。

宝塚のファンクラブってとっても特殊で、「ファンのためのファンクラブ」ではなくて、「ジェンヌのためのファンクラブ」なんですよね、本質は。

普通は逆ですけど宝塚はこれが一般的なんです。

 

ただそれがまわりまわってタカラジェンヌの自由を奪うことになってしまう場合もあります。外見的に「ファンのためのファンクラブ」を装おうとするあまり、ジェンヌさんのご負担になってしまうこともありますし、宝塚におけるファンクラブ制度自体がそのジェンヌさんと合わないのに、ファンクラブを無理にでも作らないといけない現状が今の宝塚歌劇団にはあります。

 

もうこうなってくると「誰がための非公式ファンクラブ」なのかわからなくなってきますよね・・。

誰がための非公式ファンクラブ?

今回のOGさんの投稿はファンクラブに入っていた方(特に代表さんなど)にとってはショッキングな内容だったかもしれません。ジェンヌのため、ご贔屓のためと思ってやっていたとはいえ知らないところで裏目に出てしまった結果、「退団」の理由になってしまっていたなんてファンからすれば悲しいですもんね。

しかし、同時にジェンヌさんも可哀想だと私は感じました。

今でも「宝塚の舞台が大好き!」と書かれている気持ちは嘘じゃないと思うし、他のことはあまり気にせずに宝塚で芸の道だけを極められたのであれば、もしかしたらこんなことに心を砕かなくても良かったのかもしれない。宝塚で自分の道を歩み続けていたのかもしれません。

 

こうやって考え始めると、いったい非公式ファンクラブって誰のために運営しているんだろうと考えてしまいますね。

 

ファンのため?

ジェンヌのため?

歌劇団のため?

 

私は非公式ファンクラブの存在に対して否定も賛成もしないけど、今回の投稿をきっかけにファンクラブの必要性については疑問を感じるようになりました。

非公式ファンクラブがないと成り立たない今の環境が少しでも改善されることを祈っています。ファンクラブがあってもなくても、才能あるタカラジェンヌが輝ける舞台で輝ける劇団になってほしいです!

でわ〜。

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