宝塚の観劇感想

雪組 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 全体感想(2月23日マチネ)



おはようございます。

む〜です。

 

昨日はようやく雪組さんの「ワンスアポンアタイムインアメリカ」を観劇してきましたよ〜。

 

1幕から2幕終わりまで雪組生のお芝居に引き込まれ続け、観劇後には案の定、偏頭痛を起こしてしまいました笑

 

舞台に集中しすぎると、足先が冷たくなって偏頭痛を起こすことが多々あるんだけど皆さんはそんな経験あります?

もし同じような症状を持っている方がいたら、改善方法を教えて欲しいです。

 

明日はちなつさんの『出島小宇宙戦争』観劇なので早速今日から雪組公演のレポをさせてください!

 

2月23日マチネのちょっとしたハプニングについて

雪組公演の感想を書く前に観劇した日に起こったちょっとしたハプニングについて記録を残しておきます。

 

Twitterでお騒がせしてしまって申し訳なかったのですが、実はスピークイージー/クラブ・インフェルノ(1幕・第7場)が始まってすぐに突然マイクがきれてしまい、オケの音もあーさキャロルの歌声も聞こえなくなってしまったんです。

 

音が聞こえなくなっても歌い続けるあーさと周りのダンサーたち。

 

しかし舞台の照明はだんだんと弱くなっていき暗転してしまいました。

 

照明が暗くなっていく中で舞台の中からは普段は絶対聞こえない男性の声で「はけて!はけて!」と声がかかっていました。

 

突然の出来事にアナウンスが流れるまでは本当に不安で・・・涙

 

考えすぎかもだけど、アナウンスが流れるまでの短い間、

 

 

「誰か倒れちゃったのかな?」

「誰か怪我でもしてしまったんだろうか?」

「もしかしてコロナウィルスか?」

 

とか嫌なことばっかり考えてしまっていました。

 

その後すぐに「舞台機構のトラブルにより公演を一時中断する」旨のアナウンスも流れ、公演はすぐ再開したのですが、

 

その時のあーさ(朝美絢)の「おまたせ♡」の破壊力と言ったら!!!!

 

 

Twitterでも何度も書いちゃってうるさかったけど、本当に可愛かったんですって!!

 

思わず黄色い歓声を観客があげてしまうくらい、本当に可愛くてあざとかった。

 

みんなが舞台再開してまだ少し不安な気持ちを持っていたあの空気の中、役としても、朝美絢としても「お待たせ」と言ってくれたことが何よりも嬉しかったし、プロだなぁと感じました。

 

そしてタカラジェンヌが素晴らしい舞台を毎日安定供給してくれている日々に感謝しちゃいましたね・・。

舞台トラブルってこんなに不安になるんだなと思いましたもん。

 

とりあえず!朝美絢万歳!

君はスターだ!!!

 

全体感想

長くなってしまいましたが、ここから今回の公演の全体感想に移りたいと思います。

 

今回の公演、一言で表すなら「THAT'S LIFE(それが人生)」

この言葉をキーワードに全体感想を音楽/脚本に分けて書いていきます。

 

楽曲感想

去年公開された「JOKER」でも使われていたシナトラの「That's Life」。

この曲が本公演を見ている最中ずっと頭の中を流れていました。

 

まぁそれくらい今回使われていた曲に関しては頭に残らなかったんですよね私は・・(ごめん作曲の先生方)

 

すごく宝塚らしい曲だったなぁ〜と言うのはぼんやりと覚えているのですが、「愛は枯れない」「皇帝と皇后」以外の曲は頭に残っていないのが残念です。

 

「That's Life」の歌詞の方がこの舞台にはあっているように感じました。

例えば、この曲のラストの歌詞なんヌードルスの心情にぴったりだと思うので、ここに置いていきますね。

 

That's life, that's life and I can't deny it
(それが人生さ 僕はそれを否定できない)

Many times I thought of cuttin' out but my heart won't buy it
(何度切り捨てようと思ったけれど僕の心がそれを許さなかった)

But if there's nothin' shakin' come this here July
(だけどこの7月に 心を震わせることが起こらなかったら)

I'm gonna roll myself up in a big ball and die
(僕は自分を丸め込んで死んでやる)

 

脚本感想

*ここからは盛大にネタバレを含みますので閲覧注意!

 

あの4時間くらいある映画をよくこれだけコンパクトにまとめましたよね。。小池先生。

宝塚らしく、デボラとの愛を主軸に置きつつもコックアイ、パッツィー、マックスの友情、男・ヌードルスの生涯を丁寧にコンパクトにまとめらていました。

 

 

さすが小池先生!と思いつつも、個人的には少し物足りなかった部分もありました。

これは私が映画を見てからこの舞台を鑑賞したからと言うのもあるのですが、この映画の重要なスパイスでもあるギャングの血生臭さ・女性軽視(映画の中で描かれている女性=セックスの対象としてしか描かれていない部分)が宝塚版を上演する上で綺麗に拭われているのがもったいなかったかも。

 

やっぱり宝塚でハードボイルド系とかギャングものをやるとどうしても綺麗になりがちですね。

 

あと、この作品は男の友情?が主軸になってくる物語なので、それをデボラとの愛の物語に重点をおくと本作の持ち味が変わってきて試合っているように感じました。

 

宝塚でこのような作品を上演する上での限界を改めて感じました。

 

今の雪組を見て

Twitterでも呟きましたが今の雪組さんの状態、すごくいいですね!


トップコンビの歌のうまさがずば抜けてるのはわかってたけど、組子の歌唱力・芝居力がグングン成長しているのを肌で耳で目で感じられました。

 

トップさんの実力が下級生に与える影響は侮ってはいけないと思いましたね・・。

これについてはまた後日ゆっくり別記事で書きたいと思います^^

 

小池先生に聞きたいこと。

 

私、小池先生に聞きたいことがあるんです。

聞きたいことは主に2つ。

 

  • ベイリー長官の秘密(死んだはずのマックス=ベイリー長官)を何故ラストまで引っ張らなかったのか?
  • 映画ラストのスマイルへのアンサーは?

 

一つ目はなぜ銀行爆破直後にわざわざばらしたのか?

映画ではヌードルスがベイリー長官の誕生日パーティーに出席し、マックスそっくりの青年を見て

 

  • マックスが生きていること
  • ヌードルスの真実、デボラさえもマックスに奪われていたこと

 

に気づく大切なシーンだと思うのですが、このあたりをかなり急ぎ足ですっ飛ばしているように感じました。

なんでこのシーンをすっ飛ばしたのかが単純に疑問でした。

 

もう一つは映画で最も議論されているロバート・デ・ニーロのラストスマイルへのアンサーです。

 

私はこの映画を舞台化すると聞き、映画を二回見返してから観劇したのですが、いまだにヌードルスの阿片窟でのスマイルの意味が納得できず悩んでいて。

 

今回の作品で小池先生はどのようにあのシーンを演出してくるのか気になっていたのですが、このシーンは省略されてしまっていて代わり「ONECE UPON A TIME IN AMERICA」の曲に凝縮されていたようでした。

 

ただいまいちヌードルスの気持ちがよくわからなかった。。。

 

全てを思い出し、懐かしみ、哀れみ、愛しんだ果てに彼が見たものとはなんだったのか?

 

誰か教えて欲しい〜><

 

明日は望海風斗さんについて語ります!

朝から長いブログ書いちまった〜。

でも誰にもこの思いを吐き出せないからブログに吐き出させてもらった。

明日はちなつさんの出島星宇宙戦争に向かう前にヌードルスを演じただいもんについて語ります!

それではまた明日!!

 

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