宝塚の観劇感想

『夢千鳥』①(ディレイ配信感想)



おはようございます。
むーです。

 

あーだこーだ言いながら、昨日はなんとかディレイ配信を見ることができました。
子供の世話、寝かしつけがある時はセリフだけイヤホンで聴くという荒技も使いましたが笑

 

なんとか最後まで観る(聴く??)ことができました!

 

いやー、とにかく栗田先生が凄い!
これが栗田先生のバウデビュー作とのことですが、本当にデビュー作なのか!?というくらい舞台演出、脚本が素晴らしかったと思います。

 

特にラストの演出が個人的には好きでした。

 

そして個人的MVPは主演お二人!
和希そらくん天彩峰里ちゃんしかおらん!
宙組生さん、みんなお芝居も上手で圧巻だったのですが特にこのお二人に目を奪われました。

 

ざっくりとではありますが夢千鳥の感想を書こうと思います。

 

※以下、盛大なネタバレを含みます

 

『青い鳥は一羽だと思うかい?初めはみんな卵なんだ。』

ポスターで色とりどり羽が夢二の周りを舞い散りっていましたが、これを模すようにオープニングでは他万喜、彦乃、お葉が夢二の周りを舞い遊ぶ。

 

これらが示すように、この物語のほとんどは夢二のどうしようもない女癖の悪さを観続けることになる(それでも和希そら演じる夢二はかっこいいし、憎めない)。

 

全ての恋愛において『いや、どう考えても夢二が悪ry....』と言ってしまいそうな状況ばかりで、彦乃が亡くなったと電話越しに聞いた時の夢二の悲しみに共感することは到底難しかった。

 

例え、その後の和希そらの超絶素晴らしい苦悩のソロダンスを見てもやっぱり共感はできなかった。

 

だからこそ、夢の中で彦乃パパ(若翔りつ)が愛を持って優しく諭すこの台詞を夢二に放つシーンが一番心に残りました。

 

正しくは

 

『青い鳥は一羽だと思うかい?
初めはみな卵なんだ。
それを温めて、孵化させないといけない。』

 

だったかな、、、?(うろ覚え)

 

彦乃のパパの言葉、これ名言だなあと思いました。

 

なんせりつくんの声がまたいいので2度美味しいです。

 

(彦乃が不二彦に読み聞かせていた『幸せの青い鳥』の伏線がここで回収されたことにも感動!)

 

夢二(白澤)が再三追いかけてきた自分を幸せにする青い鳥は、探すのではなく卵(その出会い)を温めなくては本当の意味で見つからない

 

夢二のように見つけてきた美しい鳥を自分の鳥籠にいれて鑑賞するだけでは駄目だと。

 

とても短い台詞だけど、この台詞に込められている意味は現代を忙しく生きる私たちにも通ずる部分があるなと思い、ずしんと重く心の深いところに落ちていきました。

 

そして最後、白澤監督が一人で静かに自分を包み込む鳥籠を開ける演出にまたグッときました。

 

栗田先生、伏線回収から舞台セットの動かし方までセンスの塊ですね。
今後に期待大です!

 

天彩峰里の狂愛が美味しすぎた。

じゅりちゃんたまきを観た時。

私の知っている天彩峰里はそこにいなかった。

 

そこには今まで見たことのない冷たい美しさを讃えたじゅりちゃんがいた。

 

配信を見るまで、夢千鳥の舞台写真を見かけたり、スカステで舞台模様を見たりはしていたけど実際の舞台を見るまで妖艶で愛憎に狂っていく天彩峰里を想像できなくて。。

 

まさかつい最近まで可愛い可愛いアナスタシアの幼少期を演じていた方とは思えない豹変ぶりで。

 

お顔は間違いなくじゅりちゃんなのに、頭のどこかで『ほんとにじゅりちゃんですか、、、?(震)』と静かにお尋ねしてまして笑

 

じゅりちゃんが最初に来ている赤ドレスに毛皮のストールというゴージャスな出立ち(赤羽礼奈)であわられるのですが、現れた瞬間から香り高い!!

 

一瞬にして数千本の薔薇が咲き乱れるような画面の華やかさに圧倒されました。

 

からの和服姿の他万喜はゴージャスさは内に秘めた美貌の人

 

儚げながらも眼差しから意志の強さを感じさせる和装美人に早変わりです。

 

他万喜のシーンで特に素晴らしかったのはタンゴのシーン土下座のシーン

 

和希そらくん演じる夢二との愛憎入り混じるタンゴは見ていて胸を引き裂かれそうなほど辛い(他万喜サイドに立ってみるととにかく辛い)けど、迫力満点。

 

座布団を小刀で切って赤い羽が溢れ出し、悲しげに、でもどこか嬉しそうに咽び泣く他万喜を見て嬉々として筆を走らせる夢二の残酷さ、、。

 

そこまでして夢二を求めずにはいられない、夢二のミューズであり続けたい他万喜が可哀想でなりませんでした。

 

極め付けは土下座シーン

 

夢二のミューズはわたしだけ。でも夢二が絵を描き続けるには彦乃がいないといけない。彦乃の両親に『娘さんを夫の妻にしてください』と土下座しに行く他万喜の目のプライドの高さよ。

 

あくまで彦乃は夢二に今必要な女だからくれと言っているのが丸わかりすぎる他万喜の芝居は冷たいようで彼女の黒い感情が内側で爆発しているのが一瞬で見て取れるような場面でした。

 

他万喜がムキになればなるほど、彼女の猟奇的な愛の激しさが浮き彫りになり狂気を増すこの場面。

夢二だけでなく、他万喜の異常な愛にも打ちのめされました。

 

後にも先にも、お互いをこれだけ求め愛しあったのは他万喜と夢二だけだったと思うのですよ、、。

たしかに彦乃は夢二にとっての黒船だったかもしれないけれど、それは結局恋でしかなったのではないかなと。

 

だからこそキャスト波線上は彦乃ではなく他万喜だったんだなと勝手に推測しました。

 

また別の日に考察を!

夢千鳥、書きたいことが多すぎてとっ散らかった文章になってしまいました。すいません。

また別の日に詳しく考察書いていきます。

とりあえず今日はここまで!
ではでは。

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