宝塚の観劇感想 花組

花組『MESSIAH~異聞・天草四朗~』新人公演 各キャストに対する渾身の感想



 

 

おはようございます。

む~です。

 

朝から美弥ちゃんの休演という大変ショッキングな発表がされましたね。

 

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 まだ東京公演もあるし、今はゆっくり休んでほしいです><

 

さて一昨日、花組の新人公演をみてきました。

Twitterでも感想を投稿しましたが、下級生の勢いに圧倒された1時間35分でした。

 

 

今日は昨日の記事に引き続き、主演以外のメンバーについても箇条書きで感想を書きます。

 

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*主演:聖乃あすか君に関する記事は下記リンクからご覧ください。

 

www.zuccazuccamu.com

 

*以下気になった順に書いていくので順不同です。

 

 

流雨:舞空瞳

 

このブログでも何度も紹介しているひっとん。

 

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  • 圧倒的ヒロイン力
  • 始終落ち着きを払い、堂々とした演技に魅せられた。
  • 澄んだ歌声に心が浄化された。マリア様のようだった・・・。
  • どんな時でもよく通る声で台詞が聞き取りやすかった。
  • 1人で舞台に立っていても舞台の空気を埋めれられる存在感。
  • だからといって寄り添えない娘役ではない。場面によって寄り添う娘役に徹することができるその姿に流石花娘だなと思ってしまった。
  • 顔が小さい&手足が長い。背の高さを感じさせない立ち姿
  • マイクのせいなのか?それとも彼女の声が小さいだけなのかわからないけれど、台詞を話すときの声が他の人より小さかった。聞こえづらいというほどではなかったけど舞台なのでもう少し声を張った方がいいかも

 

余談:終演後、多くの方が口々に「あのヒロインの子は誰!?」と尋ねあっているのを聞いて「彼女は舞空瞳といいます!皆さんよろしくお願いします!」と叫びたくなったのを堪えるのに必死でした。

 

リノ:一之瀬航季

 

 はなこ様についても以前記事を書いているのでこちらも併せてご参照ください。

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  • とにかくエエ声
  • お歌もほぼ音を外すことなく歌えていた
  • お顔が珠城りょう様に似てるなぁと思った。
  • 殺陣の場面では、その恵まれた体躯を活かした動きが凄まじくかっこよかった。。んだけどリノは南蛮絵師なのになんでこんなにガタイがいいんだ?と素朴な疑問がわいた。
  • お顔の系統的にも体格的にもこの役は本役であるカレー君のほうがやっぱり似合ってるなぁと感じた
  • お芝居はとてもいいけれど、表情が乏しいのが残念。リノはただでさえ心情の移り変わりが読みにくい役なので、出すところで気持ちを出していかないとリノの気持ち、リノの目的が観客に伝わりづらいのではないかと感じた

 

お福:華優希

 

お福さんはこの登場人物の中で特に”共感しやすい”キャラクターだと私は思っています。ということで感想を。

 

  • 「この物語の中でマリア様に一番近いのはお福じゃないか?」と思わせるほど小平への母性溢れるはなちゃんお福
  • 本役さんであるべーちゃんの”母性”を研究しつつも、彼女らしい”賢くも優しい健気な”お福を演じていた。
  • まいらくんとの並びがお似合いだった。。というかあの子が横に立つだけでどの男役も通常の2割増しくらい男前に見えるというはなちゃんマジック・・。
  • 四朗を讃える歌をみんなで合唱する時のはなちゃん。鼻水と涙で顔をグショグショにしながら歌っていてめちゃくちゃ感動した。首に筋が浮き出るほど一生懸命、心からの叫びのように歌う彼女の姿に心打たれない人間はこの世にいないのではないだろうか。
  • ひっとんも勿論素敵だけど、私ははなちゃんみたいな娘役も好きだし頑張ってほしいなぁと始終おもってしまった。

 

小平:都姫ここ

 

  • 遂に出てきたここちゃん
  • めっちゃ可愛かった
  • そして可愛いだけではなくお芝居がうますぎて軽く引いた←
  • 本役である華ちゃん小平の無邪気さはそのままに、少しだけ賢くなったような小平を作っていた。
  • 花娘の将来は安泰だと感じた。

 

渡辺小左衛門:泉まいら

 

 

  • 今回のMVPの一人。まいら君。
  • 一瞬「あれ、瀬戸かずやじゃないか!?」と思ってしまうほど男らしさ・ダンディさを身に纏っていて驚いた。こんなに成長したのね、、と思わず涙を流しそうになった。
  • はなこ様と同じくエエ声でした。お歌が聞けないのが残念!
  • まいらくんの小左衛門は四朗を匿うところから始終優しさが滲み出ていて、本当は一揆なんてやりたくないんだろうなというのをなんとな~く感じた
  • 芝居もうまくなったし歌もうまいので本公演でも次回の本公演でいい役がつくことを祈る。
  • 最後、一揆の最中で斬られて死んでいく場面のまいらくんかっこよかった。

 

松倉勝家:帆純まひろ

 

 

  • 密かにずっと応援しているホッティー。今回のMVPの一人です。
  • 私はちなつさん大好きだし、あんまりこういうこと言うのはファンとしてどうかな?って感じだけれど、私はホッティーの松倉めっちゃ好き。私の中では本役超えした。
  • ホッティーの松倉は「THE・悪役」。松倉の考案する無茶苦茶な政策もホッティー松倉なら平気でやるんだろうなと感じた笑 対してちなつさんの松倉はどうしても揺るぎない威厳と賢さが滲み出てしまっていて。ちなつさん松倉があの政策を考えたり、その結果お上に叱られてしまうというのがどうも滑稽に思えてならなかった。この結果、私の中のベスト松倉はホッティーになりました。
  • 髭と釣り目と和物が最高に似合ってたよホッティー
  • ちなつさん松倉よりも小物な感じはあったけど笑 だからこそ最後の落ちにも納得のいく松倉だった。
  • お歌も懸念していたほどではなかった。というか上手くなったよね!?これからもがんばってね~。

 

長一郎:翼杏寿

 

  • 本役はホッティー。
  • 本役よりも弾けた長一郎でした笑こんなお芝居できる子が花組の下級生にいるんだと頼もしくなりました。
  • 本役さんのつくった長一郎のイメージは崩さずに。さらに愛着湧くキャラクターにしてくれたのがあんじゅくん。
  • 長一郎が登場するたびに客席で笑いが起こるという・・笑 場を和ませてくれるありがたい存在でした。

 

不動丸:芹尚英/多聞丸:侑輝 大弥 

 

  • お二人とも甲乙つけがたいほど上手かった。
  • 星組「南太平洋」にでてきた海軍兵たちのような男臭さ・チャラさ・更にチンピラさがあって海賊上がりという設定にぴったりだった。これも本役越えかもしれない。
  • いい意味で恐れを知らない。舞台を楽しむということに対してに二人が真剣に取り組んでいるその姿勢が青く羨ましかった。
  • お二人の立ち回りもかっこよかった。
  • お芝居では勢いを感じつつも、台詞はお客様に伝わることを意識してかハッキリと聞こえるようにしゃべっている。この姿勢にも好感がもてた。

 

益田甚兵衛:高峰潤

 

 

 

  • 本役は専科さんなので苦労するかなぁと思ったのですが、なんのことはない。引けを取らないいい芝居をしていました。
  • お顔が綺麗すぎて、益田甚平衛は昔超イケメンだったという説が私の中で爆誕しました。
  • 詞の一つ一つに年長者としての重みを感じました。まだお若いのにこんなできてしまうなんて。将来が楽しみです。

 

松島源之丞:愛乃 一真

 

 

  • オペラを向けた瞬間の私。「かっ。。。かっこいい!!!!」
  • 以降、源之丞様が登場するたびにオペラで追う。
  • そしてエエ声
  • 今回お歌がないのが残念だけど、お歌もうまいのでみんな聞いてあげてください←(美庭で歌ってるよ)

 

芦塚忠太夫:龍季 澪 

 

 

  • 本公演でばっちりウィンクを決めてくれるたつき君。撃ち抜かれて以降、彼女のファンです(軽率)
  • 今回の新公で台詞もらえてて涙出るほど嬉しかったのがまず第一の感想
  • 群衆芝居でも絶対見つけられるほど彼女のお芝居には光るものがある
  • お顔の派手さだけではなく、彼女の演技の質が他のタカラジェンヌとは何かが違うんだな~。その何かがわからないけれど、今回のラストシーンで後ろから斬られて死んでいくんだけど、その時の彼女の顔がいまだに忘れられない。映画のワンシーンのように美しくも残酷な死に様だった。
  • そしてエエ声
  • お歌もうまいので是非是非是非!出してあげてほしい。今回の花組四分割の中にお名前がないのがほんと不思議でしょうがない。。私は彼女の舞台を観たいです!出してあげて><

 

松平信綱:飛龍つかさ

 

座長お疲れ様でした。

休演者に対する心遣い、そして上級生、スタッフに対する真摯な気持ち。

座長としてこれ以上望むものはないと思います。

 

  • つかさっちの威圧感半端ない
  • マイティーの松平よりも情に厚い人物像だと思った。どちらかというと外国風松平(完全に私のフィーリングです)。マイティーの松平については後日改めて書くけれど、つかさっちの松平に比べると感情を表に出さない極めて日本人的な松平。沈黙を重んじるその姿勢に遠藤周作の沈黙の意味が重なったのがマイティーの松平でした。
  • この点で言えばつかさっちの松平は人間味があって共感しやすかったかもしれない。
  • とにかくエエ声
  • つかさっちが鎧を着て戦場に赴いたら四朗も逃げるんじゃないかというくらい威厳と自信に満ち溢れた松平。
  • つかさくんは良くも悪くも、どんな役を演じても”飛龍つかさ”色に染めてしまうのが今後の課題かもしれない。役に応じて色んな飛龍つかさをみせられるようにお芝居を研究してほしい。

 

全体感想:花組の未来は安泰だ

 

 

初めて新人公演を観たけれど、花組の未来は安泰だと感じました。

他の組の新人公演も機会があれば観に行きたいです。

 

そして、もう一つ感じたことがありました。

 

上級生さんも新人公演見ると勉強になるんだろうな」ということです。

 

 

私もとても勉強になりましたし、新人公演といえども上級生の方々も下級生の子たちから学ぶことが多くあるんだろうなと思いました。

 

 

今日は4000文字も書いちゃいました笑

3連休初日からヘビーな記事でしたね。

 

 

皆さんの感想もおまちしてます^^

でわ。

 

 

 

 

 

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