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月組『I AM FROM AUSTRIA』感想②〜社会派ミュージカルの面白さ〜



おはようございます。

昨日は土曜日の専科異動の衝撃を受けて『IAFA』のレポをすっ飛ばしてしまいました。

ごめんなさい。

 

私、あんまり『IAFA』についてTwittrで語ってないけどそれはTwitterで語りきれないくらい影響を受けた作品だったからです。

 

とにかく日本文化とオーストリア文化のギャップの連続で、各々のキャストの演技云々よりもそっちに衝撃を受けていました笑

そういう意味ではこの作品はより多くの宝塚ファンに見て欲しい作品です。

 

「この組は見ない!」とか「このタカラジェンヌ さんは苦手だから><」と避けてしまうともったいない作品かも。

 

ということで前回の初日感想に引き続き、本日も私の視点から『IAFA』について書いていきたいと思います。

 

*前回のレポはこちらでご覧いただけます〜。

PICK UP!
月組『I AM FROM AUSTRIA』の初日感想〜愛国心と故郷、そして家族〜

続きを見る

 

日常に浸透する”ハプスブルク家”ネタ

 

突然ですが皆さんに質問です。

 

皆さんは天皇陛下を用いたジョークや例えを日常会話に織り込みますか?

 

それこそ「友達がさ〜!」みたいな軽いノリで天皇一家のお名前を友人や家族と話したりしますか?

 

私がこの作品で驚いたのはこれなんです。

 

エドラー夫妻(ちなつさんと海ちゃん)が息子のジョージ(珠城りょうさん)を「我々のフランツ・ヨーゼフ」と呼んだり、ヴォルフガング(ちなつさん)が妻であるロミー(海ちゃん)についてグチを溢すとき彼女のことを「ゾフィー」と呼んでいたり。世界一の美女の例えとして「エリザベート 」が出てくるし、マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネットのあの有名なセリフ「パンがないならケーキを食べればいいわ!」も出てきたり。

 

この感覚って私たち日本人にはないなと思いましたし、ここまで日常会話の中にハプスブルク家が浸透している(もはやジョークになっちゃってる笑

ことに衝撃を受けました。

 

日本ではまだ天皇制が細々と継続しているからなかなかジョークにしにくいけれど(笑)、例え天皇制が終わったとしてもここまで日常生活に天皇一家が浸透するかと言われると難しいかもしれませんね。

 

私も今度から我が子のことを「我々のフランツ・ヨーゼフ」と呼んでみたくなりました。

なんか・・カッコよくない?笑

 

オーストリアのホームレス問題

これは本来であれば初日感想で書くはずだったんだけど、時間なさすぎてこちらに記すことになったこのテーマ。

 

『IAFA』は楽しく明るいミュージカルですが、実はかなりの社会派ミュージカルだと私は感じていまして。

 

一つは愛国心を持とう!というプロパガンダ的な部分

もう一つはオーストリアが直面しているホームレス問題です。

 

 

*ネタバレになってしまって申し訳ないのですがお話しさせてくださいね><

 

 

1幕の終盤、エマとジョージは二人だけでウィーンの街へ愛の逃避行をします。

 

その中でジョージがホテル・エドラーの残飯をホームレスの方々に配給するシーンがあるのですが、私はこのシーンがこの作品の中で一番好きですね。

 

今までの明るく派手な場面から一転、ウィーンのどこかの街角で星明かりの元、粛々と行われる命をつなぐための食糧の配給

有名人であるエマが現れても誰一人騒ぎ立てることなく暖かく彼女を迎え入れ、一人のオーストリア人として接するこの暖かな場面に、国として直面しているこの問題の大きさ、そして忘れ去られそうになっている現状について考えさせられました。

 

実際、この場面をみてからオーストリアでのホームレス問題についていろいろ調べてみたのですが、どこの国も貧富の差は広がっているようですね。

日本も広がっていると聞きますが、憧れのウィーンでもこんな現場があることに気づかされました¥。

 

ただ!オーストリアではこんな素敵な取組みがあるらしく、私がウィーンに行った際には是非参加したいなと思いました^^

せっかくなので参考までにリンクを貼らせてください。

 

 

ミュージカルという形でこのような問題について考え直せるきっかけをもらえたことに感謝です。

 

多様性を重んじる現代社会だから

このミュージカルにはいろんな人間が出てきます。

 

国籍の違う人

故郷を愛してやまない人

故郷を捨て去りアメリカンドリームを追った人

LGBTQの人たち

何が本当の話かわからない人

金に目が眩んでいる人

帰る家を無くしてしまった人

 

情報はいつだって過多。

そして人間性は多様性に溢れ、その多様性を重んじる現代社会だからこそ「自分を見失わない強さ」が強く求められてきている時代なんだとこのミュージカルを見ていて感じました。

 

昨日も書いたけど「自分が誰で、どこからきたのか。」「自分にとってのファミリーとは?」「大切なものとは?」こんなことを久しぶりに自分に問いかけてみるきっかけとなるミュージカルでした。

 

ここまで全体感想が長くなってしまってごめんなさい〜><

最後まで読んでくださったそこの貴方様!お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

明日からキャスト感想に移ります〜。

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