宝塚の観劇感想 月組

なぜ空席が目立つのか?「夢現無双」「クルンテープ」の全体感想



おはようございます。

む〜です。

先日、月組の「夢現無双」「クルンテープ」を観劇してきました。

うーんちょっとこれは・・・という感想を久しぶりに抱いたこの公演。

かなり辛口(?)なレビューになってしまうかもしれません。

でもこの気持ちに嘘はつけないので・・・。

久しぶりの赤シート

劇場に着いてまず驚いたのは席の空き具合

こんなに赤シート状態(誰も座っていない、空席の状態)の劇場を見るのはいつぶりだろうか・・。もしかしたら花組「復活」以来かもしれない。

もしかしたら二階席だけがこんな状態だったのかもしれない。

私は今回二階席での観劇で一階の様子は全くわからなかったので、、違ったらごめんなさい。

それにしても・・私の横も前も後ろも空席があってかなり驚きました。平日とはいえ、今まで宝塚歌劇の舞台でこんなに空席が目立つことはなかなかなかったので。

ましてや今回は珠城りょうくん×美園さくらちゃんのお披露目公演。さらには二番手である美弥ちゃんの退団公演でもあります。なんでこんなに空席が目立ってしまうのか。

公演が始まるまではわかりませんでしたが、幕間にはその答えがわかったような気がします。

「夢現無双」の全体感想

宮本武蔵を題材とした今回の作品。

題材として「宮本武蔵」を選んだところまではよかった。でも脚本があまりに雑だと感じました。

宮本武蔵の生涯(幼い時から天下無双までの道のり)を描きたかったのだと思うけれど、とにかく場面が飛びすぎ。あっちに行ったり、こっちに行ったり、急に戻ったり。

物語の流れが全く掴めずに、アホな私は約1時間半置いてけぼりを食らっていた。

こんなに観客に優しくない物語を見せられたのは本当に久しぶりで、始めは自分が置いてけぼりを食らっていることにさえ気づかなかった。ただただ時間だけが流れていき、いつの間に「早くショーにならないかな」と幕間を待っている自分がいました。これが本当に虚しかった。

生徒さんは何も悪くない。

与えられた役柄を一生懸命、精一杯演じていてそれが観客にもしっかり伝わってきたから。

なんとかこの繋がりのない、ぶつ切り物語を繋げようと頑張ってくれていた。

でも。

どんなに生徒さんが頑張っても、脚本(内容)が悪ければ駄作にしかならない

ということをこの作品で痛いほど感じました。

「夢現無双」はもしかしたら私に合わなかっただけかもしれない。

私の理解力が乏しすぎて齊藤先生の脚本についていけなかったのもまた事実だし、私の好み・私の考えに合わないからこれだけ「つまらない」と感じたのかもしれない。

でも、、。それでもこの作品は「ない」と思う。私ははっきり「つまらなかった」といえちゃう。最終的に何が言いたいのか、どうしたいのか、、何もわからなかったこの作品。

ただただ「男性目線(というか齊藤先生目線)の同窓会」を見せられているような気分になったし(どうせ幼馴染とのその後を描くなら「星逢一夜」「桜華に舞え」のような描き方にすればよかったのに・・)、自分勝手にロマンをぶち上げて去っていく宮本武蔵に「邪馬台国の風」のタケヒコを感じました笑

どんなに生徒さんを応援していてもこの作品で2回・3回観劇しようとは思わないかな〜というのが「夢現無双」という作品に対する全体感想です。

 

あ、緞帳は勢いがあってかっこよくて好きでした!

「クルンテープ」全体感想

幕間でモヤモヤしていたけど、「クルンテープ」は楽しめました^^

タイをイメージしたショーということもあり、とっても豪華!

でもタイ色が強いのはプロローグあたりだけかな?

 

ショー序盤→「おお!タイっぽい!!」

ショー中盤→「タ・・・・タイ??これは本当にタイ・・?」

ショー終盤→「とりあえずどこかの仏教国がモチーフなのかな」

 

という具合にショーが展開していくので「オール・タイ!」って感じのショーではありませんでした笑 まぁ難しいですよね、宝塚でタイって。

それでも十分楽しめる内容になっていました。

特に美園さくらちゃんのアジアンメイクが際立って美しかった!

彼女の釣り上がり気味な目にはアジアンメイクがぴったりですね。本当にタイ国のお姫様みたいで素敵でした。

美弥ちゃんの出番もショーの方が多くてちょっぴり安心。

「夢現無双」の時は出番が少なくてどうなってしまうのかと思いましたが、よかったです^^

明日は宮本武蔵を演じた「珠城りょう」さんについて

新たな相手役を迎え、さらなる飛躍が期待されているたまきち。

明日は宮本武蔵を演じた珠城りょうさんについて書こうと思います。

お楽しみに〜。

でわ〜。

 

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