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宝塚ファンが宝塚歌劇団の会見をみた感想



こんばんは。

むーです。

本日は色々あって有給とっていたので、16時から始まった宝塚歌劇団の記者会見を見ることができました。

一応16時ー18時の質疑応答終了まで全て見届けましたが、全部見なくてもよかったかな。と思います。

劇団の主張は前回からほとんど変わっておらず、改めて公式の場を設けて表明しましたっ!というものだったので記者会見をご覧になってない方は劇団が公式HPで出してる調査報告書の概要版をご覧いただいた方が良いと思います。

会見見るよりこっち見たほうが断然良いです。

宝塚歌劇団の記者会見について

まずは記者会見について一言言わせて欲しい。

あの資料丸読みの態度はなんなんだ。

丸読みどころか消え入りそうな声で、永遠に棒読み。

しかも中継されているのはわかっていながら、お手元に資料がある前提(資料のHP掲載は会見が終わってからでした)で話すスタイルは中継をみているこちらにとっては不快でしかありませんでした。

こういう会見で一番大事なのは『誠意を見せること』じゃないの?

毎度思うけれど劇団は誠意が足りないと思います。

今回の会見を見ていると

宝塚歌劇団の側には問題はなかったけど、本人が勝手に鬱になって死に至ってしまったんですよ。でも労働体制は不味かったと思うんでそこだけ直しますね

と言ってるようにもとれてしまいます。

一番やってほしくない会見の態度であり、内容だったので正直がっかりです。

故人のヘアアイロンの火傷について

これについては遺族側の話と劇団側の話が全く噛み合っていないので、ぜひ再度調査して欲しい

個人的に気になるのは宙組プロデューサーの電話メモの内容と遺族側の意見がなぜこんなに乖離しているのか。

当時現場にはaさんと故人しかおらず、現場を目撃できた生徒さんがいないようなので再度調査するのも難しいところではあるよね。。

ただ、これだけは言っておきたいです。

一部報道で『ヘアアイロンで火傷するのは日常的』と切り取られて報道されており、一般の方が『日常的にヘアアイロンで火傷なんてありない!』と意見されていますが、これは劇団側の言葉足らずだと思います。

劇団とaさんを庇うつもりは全くないけれど、舞台だとあり得ない形の前髪作ったり、激しく動いても崩れないようにかなり高温のヘアアイロン使う機会が一般人よりも多いのは事実です。

さらに早変わりをバンバンやるような、あの1秒を争うような舞台生活の中では、手元も狂いやすくなって火傷の機会が必然的に高くなってしまうのもある程度の理解ができます。

実際に娘役さんの髪型は特に凝っていますし(こんな髪型どうやってつくるの?というような形に仕上げているので毎度驚かされます。)、入出待ちしていたころに娘役さんが首やおでこを火傷されている様子を見たり聞いたりしたこともあるので、舞台人あるあるでもあるのかなと思います。

故人に対してaさんがその場で謝ったのかは定かではありませんが、謝罪がなかったのであれば謝るべきだし、仮に故意でなかったにせよ一時的に顔に傷をつけてしまったのですから謝罪すべきだと思います。

これに関しては、すでに被害者の方は亡くなられていますが、ご本人たちの問題なので外野がとやかくいうことではないのかも知れません。

ただ残されたご家族のことを思うと、大事な娘さんの額に一時でも他者によってできた火傷があったことに対する怒りはあって当然だと思います。

歌劇団の実施したヒアリングについて

宝塚歌劇団は全宙組生対してヒアリングを申し入れ、4名に断られていると。さらに宙組卒業生にもヒアリングを実施しています。

そしてヒアリングの結果、指導に問題はなくパワハラはなかったと公表しています。

そもそも、、このヒアリングに意味あったのでしょうか?

グラフやスカステを見ていると『いや、それ一歩間違えたらパワハラでは?』と思うようか指導を受けている生徒さんたちたくさんいます。

でもみなさん当たり前すぎてパワハラだと思えないんですよね。たぶん。

いつぞやも書きましたけど、それがたとえ愛のあるご指導だったとしても、相手が苦しみを覚えるような指導だったらそれはパワハラなんです。

なのでヒアリングを受けた生徒さんたちの感覚がすでに麻痺してしまっていて、パワハラを認識できていない可能性も十分にあります。

劇団にはこのヒアリングの結果に満足せずに、常に外部の人間を稽古場や舞台に立ち会わせるなどして曇りなき第三者視点を確保していただきたいです。

ご遺族の方が納得されるまで

宝塚歌劇団は今回、さまざまな改革を打ち出しましたが、その後のご遺族側の弁護士による会見を見ると当たり前ですがご納得されていない様子でした。

冒頭でも書いた通り、劇団の会見はハラスメントに関しては全否定でした。

個人的にハラスメントはあったと思います。ただ劇団員の感覚が麻痺してしまっていてハラスメントと認識できていないから『ハラスメント全否定』というお粗末な調査結果が出てしまったのではないでしょうか?

今後のためにも、そしてご遺族のためにもハラスメントに関しては徹底的に調査して欲しいです。

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