おはようございます。
む〜です。
本日がエリザベート千秋楽ですね!
月組の皆さん、おめでとうございます^^
今日はこのブログを初めて以来、ず〜っとやりたかったお題を試してみたいと思います。
題して、
宝塚歌劇『エリザベート』の歴代ベストキャストを独断と偏見で作ってみた
です。
捻りも何もない素直なタイトルですね〜笑
そう、ずっとやってみたかったんですコレ!
お時間ある方はお付き合い頂ければ幸いです♪( ´θ`)
歴代キャスト一覧
まずは宝塚歌劇における歴代キャストの一覧を書こう・・と思ったのですが、
流石『エリザベート』。再演しまくっているのでキャストが多すぎます(汗)
書き切れない(嘘、時間がない・・)ので今日は他サイト様に頼ってしまいます><
歴代キャストはこちら↓でご確認ください。
ベストキャストを考えるにあたって、下記の条件下で作成することに決めました。
- 宝塚歌劇団の歴代キャストの中から役に対する”ベストキャスト”を決める
- DVD・舞台含め、観劇できたキャストの中から決める(2018年月組公演は未見のため除外します)
- 新人公演キャストは除外する(観劇できていないため)
- 歌唱力は基本無視する。役に合っていたと思う人を選ぶ
ざっとこんな感じの枠組みの中から決めていきたいと思います。
それではスタートです^^
*以下文字数削減のため敬称は略させて頂きます。
トート(黄泉の帝王):春野寿美礼
ズンコさんのトートとかなり悩みましたが、私はやっぱりオサトートが一番好きです。
私の考えている”死(黄泉の帝王)”の印象にぴったりと当てはまるのがオサさんのトートだからです。
私のトート(死)に対する印象は
- 表情の乏しさ(褒めてます)
- 死の甘さと厳しさを持ち合わせている
- 圧倒的な”この世のものではない”感
オサトートは歌声からも、彼女から発される妖艶な雰囲気からも死の”甘さ”を感じることができるから。「何故ルドルフやエリザベートが死を選んだのか」考えたときに”死”特有の甘美な闇に彼女たちが惹かれていったと考えることができる。
言葉で説明するのは難しいけれど、コレがオサさんをベストキャストに選んだ理由です。
ちなみに。私は感情モロ出しのみりおくんトートはちょっと理解できませんでした。
”死”というよりも”小悪魔”に見えてしまうというか。。
宝塚版エリザベートってほんと難しいですね〜。トップスター制度や男役娘役の関係もあるから余計に物語の本筋が分かりにくくなる気がします。
エリザベート(シシィ):白羽ゆり
めっちゃ悩みました。
たかが妄想上のベストキャストだけど本当に悩みました。
みりおんのエリザベートも大好きだし白城さんのエリザベートも大好きな私にとって本当に苦渋の決断。
その中でもトナミちゃんに決めた理由は一つ。
圧倒的な気品です。
トナミちゃんシシィが『鏡の間』のシーンで扉が開いて出てきたとき、DVDなのに思わず呼吸が止まりそうになりました。
「なんて美しく、凛とした人なのだろう」
エリザベートは時として「世間知らずの夢見る女性」として描かれがちだけど、本当の彼女には凛とした強さもあったのではないかと信じています。
トナミちゃんのエリザベートは幼少期の頃から気品もあり、意思の強さを感じさせる役作りでした。
水さんトートとの関係もあるかもしれませんが、私の理想のエリザベートが彼女でした。
フランツ・ヨーゼフ:北翔海莉
フランツの演じ方は大きく分けて二通りあると思います。
全体的に厳しく演じるか。
全体的に優しく演じるか。
どちらにせよ”気が弱く心優しい男性”というのは変わらないでのすが、それを前面に出すか出さないかの違いです。(ちなみに、私はフランツをマザコンだと思ったことはありません。多分彼は周りの人みんなに同じように優しかったのではないでしょうか?)
私はどちらかというと後者の方が好きでして笑
北翔フランツは今まで見た中でダントツに心の葛藤(皇帝としての自分とエリザベートの夫である自分)が見えるフランツだったので彼女をベストキャストにあげました。
勿論!他の方のフランツも好きなのですが、ルドルフへの接し方や生涯通してエリザベートに見せ続ける優しさなどに”人間味”を感じ初めて共感できたのがみっちゃんフランツでした。
ルイジ・ルキーニ:轟悠
ルキーニを演じられる方は皆さんいろんな”ルキーニ像”を新たに打ちたてようとなさっています。その努力のおかげで、まさに十人十色のルキーニが生み出されてきました。
でもね、それでもやっぱり私は初演の轟ルキーニが一番しっくりくる。
ルキーニは難しい役だと思います。
冷静なアナリスト(ストーリーテラー)であり、狂気の殺人犯。
矛盾するこの二つの役目をバランス良くこなさなくてはいけないのがルキーニの最大の肝ではないでしょうか?
この点、轟ルキーニはとてもバランスが取れていたと思うのです。
狂気に走りすぎず冷静すぎず。場面によってバランスがぐらっと傾くこともあるけれど
どこかいつも冷静で、どこかいつでも狂気じみている。
れいこさんのルキーニはどんな感じなのでしょうか?
今から楽しみです。
ゾフィー:出雲綾
ゾフィーも匙加減が難しい役ですよね。
徹底的にシシィをイジメ抜くか、1mmでも人間味を感じさせる姑を演じるか。
どちらのゾフィーが好きか、これもまた好みが分かれるのでしょうけど私は出雲さんのゾフィーが一番好きだったなぁ。あと一花ちゃん未来さんのゾフィーも好き。
私の中でゾフィーは”絶対的悪役”ではないです。
物語的にはシンデレラの意地悪で救いようもない継母のような役になってしまった方がエリザベートの孤独や悲壮さが引き立つので面白いのかもしれませんが、彼女だって実在した一人の人間なのです。
国の未来を憂い、息子の幸せを何よりも願っていたでしょう。
母としてのゾフィー。
皇帝の母としてのゾフィー。
この二つを見事に表現してくれたのが出雲さんのゾフィーだったと思っています。
ルドルフ:大空祐飛
これも迷った笑
ルドルフは登場している時間が圧倒的に短いのに観客に強烈なインパクトを残して退場していく役だから、どのルドルフも強烈で大好きなんです。
今回も、もう一名との間でかなり悩みました。
それがコムさんルドルフ。
いろんな人が演じてきたルドルフだけど、コムさん・ゆーひさんからは圧倒的な”孤独”と”死”を感じました。
他キャストのルドルフも歌が上手かったり、美しかったりしていいんだけどラストにかけて”死に向かって走っていく”感じがしなかったので今回は祐飛ルドルフ・コムルドルフの中からベストキャストを選ぼうとしました。
で、なんで祐飛ルドルフなのか?
私のイメージだと、コムルドルフは革命運動に加担しなさそうに見えるのです。
リーゼントも超綺麗で容姿も極上に美しいコムルドルフを見ていると革命運動に加担する勇気や皇帝である父に反旗を翻す勇気なんてなかったのではないかと思えてくるのです。
これに対して、祐飛ルドルフはかっちりとした髪型ではなく、皇帝の息子らしくないサラサラとしたノーマルヘアーで彼なりの理想を持って革命運動に奔走していた様子が伺えるのが面白かったです。
髪型一つでこんなに見方が変わるとは思っていなかったのですが、祐飛ルドルフの王家への反抗心が垣間見えました。
とりあえず今日はここまで!
おいおい朝からヘビーな記事を書いてしまったよ・・笑
『エリザベート』大好きな作品なのでついつい想いが溢れてしまいました。
時間をみて、今度はエルマーやシュテファンヴィンディッシュ嬢、マダムヴォルフなどのマイベストキャストを書きますね。
もしよろしければ皆さんのベストキャストもぜひぜひ教えてください^^
でわ〜
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