日々の戯言

宝塚歌劇団の黒塗り(ブラックフェイス)と男子入団禁止のタブー



おはようございます。
む〜です。

 

先日は雪組「シティーハンター」関連で宝塚歌劇とセクハラ問題について色々書いてみました。

今まで深く考えてこなかった(フィクションとして割り切っていた)分野だったので、他の方の意見も大変参考になりましたし、結果として自分の考えを深めるきっかけになりました。

 

こういう問題について議論できるというのもインターネットのいいところですね・・。

 

さて。

今日は先日の続きということで

 

個人的に宝塚歌劇でアップデートしてほしい価値観

  • 黒塗り
  • 男子の入団

について色々考えてみようと思います。

 

黒塗り(ブラックフェイス)問題

今の宝塚で違和感を覚えるのが「黒塗り(ブラックフェイス)」についてです。

 

ブラックフェイスとは?

黒人以外の演者が黒人を演じるために施す舞台化粧、それに起因する演者および演目。

 

私が違和感を覚えたのは「For The Pepole」と宝塚のラテンショー(一番衝撃だったのは初めてみた「ノバ・ボサノバ」)です。

そんなに黒く塗る必要がある??
ってくらい皆さん真っ黒に塗っていらっしゃるんですよね。

 

お芝居やショーの内容はとてもいいのですが、宝塚歌劇団の人種に対する違和感が消えることはありませんでした。

 

これは日本全体でも言えることですが、日本人は自分たち以外の有色人種を表現しようとする際に肌の色を変えがちですよね。

 

白人は真っ白に。
黒人は真っ黒に。

そんな具合で人種を表現しようとします。

 

確かに肌の色は最も視覚に訴えかける表現方法ではありますが、様々な人種が住む国では肌の色変えることによる人種の表現はバッシングの対象になります。

 

例えば年始年末恒例の「ガキ使」
出演者の浜田が黒人俳優のエディ・マーフィに扮するため顔に黒塗りを施して登場した回がありました。
これについて、放送直後から外国人視聴者を中心に批判的な意見が相次いだほか、海外大手メディアでもこの問題が取り上げられ「人種差別的である、文化的配慮が足りない」と批判されていました。

 

また、2019年に上演された舞台「ヘアスプレー」でも製作陣側から黒塗り禁止が言い渡されています。

[blogcard url="https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5dc120f7e4b0bedb2d520d65"]

話は逸れましたが、宝塚歌劇の黒塗りは観客の大半が日本人であるから批判の声が上がっていないだけであって、世界的に見ればかなり遅れた文化認識であることは間違い無いです。

 

「黒塗りは宝塚の伝統」と言われればそれまでですが、今後グローバルな展開を予定しているのであればブラックフェイス問題は解決してほしいかな。

 

性別で入団者を選別する「男子禁制」問題

これは近年特に興味がある問題です。

 

例えばですがトランスジェンダーの女性または男性は宝塚音楽学校に入学できるのでしょうか?

 

歌舞伎も宝塚も現時点では「生物学上の性別」で男子禁制/女性禁制を敷いていますが、これだけ性に関して多様な価値観が生まれてきた今、宝塚はどう対応していくのかが気になっています。

 

今まであまり言及されてきませんでしたが、今後も「女子しか入団できない」という規制を続けていくのは正直難しい気もするのです。

それこそ「男性蔑視だ!」と糾弾されてもおかしくないですよね。

 

今後宝塚歌劇団がどのように対応していくのか気になります。

 

時代とともに変化するべきところは変化して

ブラックフェイス問題も男子禁制問題も時代の流れとともに一度考えてみるべき問題だとおもいます。

今後の劇団さんの動向に注目ですね。

 

ではでは

↓励みになりますので、ポチッとお願いします↓

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

関連記事

スポンサーリンク

-日々の戯言